児童養護施設 進路 就職,

中卒で就職!大きな変化が…

 

親としては進学して欲しいが…

 

三者懇談 就職

学歴だけが人生の全てではありませんから、中卒で就職することがダメということはありません。

 

中卒で就職して、しっかり生活している人はいくらでもいますから…。ただ、親としては、やはり高校へ進学してもらいたいという気持ちはありました。

 

その理由は、16歳で、社会人としてやっていくのもいいのですが、高校に進学して、年齢に応じた体験を通じて成長してもらいたかったですし、中卒より高卒の方が、就職に有利なのは否めないからです。

 

しかし、太郎は、中学を卒業したあと、高校へ行ってまで勉強したくないという気持ちが強かったようです。

 

そのため、太郎は、児童養護施設を出て、就職する道を選びました。

 

私たち夫婦だけでなく、中学校の担任教師や、児童養護施設の職員の方々も、太郎に進学を勧め続けていたのですが、太郎の気持ちは固く、太郎の頭の中には「進学」という文字は全くなかったようです。

 

という訳で、太郎に進学の意志がないのですから、まわりの大人たちは、進学のことは諦めて、就職先を見つけることに専念するしかありませんでした。

 

中学生 万引き ケンカ

太郎は、中学生の間、万引き・ケンカ・喫煙・不登校・児童養護施設からの脱走など、中学生がやっている悪さのほとんどをやり続けていました。

 

そんな状態でしたから、私は、太郎が就職しても、真面目に働くなんて無理なのでは…と思っていました。

 

だからといって、高校に進学すれば、太郎が品行方正になるとも思っていませんでしたが…。

 

いずれにしても、中学校を卒業する日まで、真面目になる気配が全くなかったので、就職してもスグに会社を辞めてしまい、そのうち就活もしなくなり、家でゴロゴロしたり、友達と遊んだりするだけの生活になってしまうのでは…という心配ばかりしていました。

 

親がいくら心配しても、こればかりは本人が自覚してくれない限りはどうしようもないので、20歳ぐらいまでは、フラフラしていても仕方ないかなと、諦めの気持ちが強くなっていました。

 

20歳ぐらいになれば、まわりを見て、いつまでも遊んでいられないと自覚してくれるだろうと、根拠のない期待を持つしかなかったからです。

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案の定、スグに退職

 

児童養護施設 就職

太郎は、児童養護施設を退所したあと、自宅には戻りたくなかったようで、住み込みで働くことが出来る会社を希望していました。

 

そして、太郎の希望通り、中学校から寮のある会社を斡旋してもらい就職しました。

 

しかし、案の定、太郎はスグに辞めてしまいました。

 

ただ、自宅には戻りたくなかったらしく、太郎は寮を出たあと、その足で警察に行き、児童養護施設に入所させて欲しいと相談をしました。

 

そのような相談をされても、警察官も困る訳で、自宅に警察から電話がかかってきました。

 

事情を説明され、太郎を自宅に連れていきたいと言われたので、私は了承しました。

 

しかし、電話を切ったあと、太郎は自宅に戻るのは絶対にイヤだと言い張っていたようで、警察は、仕方なく、一時的に児童養護施設に入所させました。

 

中学を卒業したあと、進学していない場合、児童養護施設に入所することは出来ないのですが、太郎の場合は、期間限定ということで、特例でそのような措置が取られたようです。

 

そして、児童養護施設に住みながら、就活をしていました。そして、2週間ぐらいで、次の就職先が決まりました。当然、住み込みの仕事です。

 

しかし、次に就職した会社もスグに辞めてしまいました。

 

中学生 住み込み 会社

そして、太郎は、住み込みで働ける会社を先輩に紹介してもらい、3つ目の会社に就職しました。結局、中学校を卒業して3ヶ月ほどの間に、3つの会社に就職した訳です。

 

私としては、3つ目の会社も、スグに辞めてしまうだろうと思っていました。

 

ただ、その後、住み込みが出来る会社という条件で就活しても、中卒ということもありますし、仕事を見つけるのは大変だろうなと思っていました。

 

そのため、3つ目の会社を辞めた場合、太郎が自宅に戻ることを嫌がったとしても、住む所がなければ、太郎も自宅に戻るしかないため、私はそのつもりでいました。

 

ちなみに、太郎に「なぜ、自宅に戻るのがイヤなのか?」と聞いたことがあったのですが、太郎は「家は、何かと制約があるから」と言っていました。

 

私の家は、特に厳しいルールを設けている訳でもなく、太郎が言う「制約」とは、「歯を磨きなさい」とか「早く寝なさい」というような、当たり前のことを「制約」と言ってるだけだったのですが…。

 

要は、自分の好きなようにしたいということです。

 

働くようになって、人間性が変わった

 

中卒 就活

3つ目の会社も、スグに退職すると思っていましたが、太郎も考え方が少し変わったようで、同じことを繰り返していても、キリがないことが分かったようです。

 

その会社は、建物の防水加工を施す会社で、朝4時に起きなければならず、現場仕事ですから、かなりキツイようでした。

 

しかし、1人で寮に住んで、寝坊もせず毎日出勤していました。会社の先輩は、かなり厳しいようで、ミスをしたりすると、ボコボコに殴られたりすることもあるようです。

 

それでも、太郎は辞めずに働くようになりました。

 

そして、数ヶ月に1度ぐらいの割合で、家に遊びに来るようにもなりました。

 

たまに帰ってくると、筋肉が付いて体つきがすっかり変わっていたのには少し驚きましたが、それ以上に驚いたのは、中学生の頃とは、顔つきというか表情が全く違ってきたことです。

 

中学生の頃は、児童養護施設に入っていましたから、普段は会うことはありませんでした。

 

会うということは、何か問題を起こしたため、親が呼び出される場合だけです。たまに、用事が無くても、顔を見に行ったことはありましたが…。

 

そのため、中学生の頃は、太郎と会ったときは、いつも暗い表情で、うつむき加減でした。

 

中卒 仕事

 

それが、3つ目の会社で働くようになって、表情が明るくなり、中学生の頃とは見た目のイメージが全く変わりました。

 

中学生の頃であれば、太郎が家にいると、家族の財布からお金を盗むため、財布を隠さないといけなかったのですが、そのようなことを心配する必要も無くなりました。

 

中学3年生の頃、親としては、進学して欲しいと思っていましたが、今になって考えると、進学しても、留年→退学というパターンになっていたのは間違いないと思います。

 

そうなってから就活するのと、「中学を卒業したら働くぞ」という気持ちで就活するのとでは、本人の自覚もかなり違うものがあるかと思います。

 

という訳で、太郎の意志通り、中卒で就職して良かったと思います。

 

もし、高校へ進学できたとしても、中学生の延長でしかなかったでしょうから、家族の前で明るい表情を見せることもなかったでしょうし、毎日、財布を隠す日々が続いていたと思います。

 

中卒という学歴では、就職だけを見ても不利ですし、親としては、高校へ進学して欲しいと思うのが普通じゃないかと思います。

 

しかし、本当に勉強することが嫌いで、働きたいということであれば、それはそれで立派な就職希望の理由じゃないかと思うようになりました。

 

営業職がイヤなので、事務職に就きたいというのと、大して変わらないように思います。

 

どうしても、一般的なレールに乗って欲しいと思ってしまいがちですが、やはり子供の希望を第一に考えてあげるべきだと、今になって思うようになりました。

 

何が功を奏するか分からないですが、太郎の場合は、進学せず就職して結果的に良かったと思います。

 

親がビックリするぐらい人間性がいい方向に変わりましたので…。

 

結局、学生時代にどのような子供であっても、社会と関わっていくことで、それなりに社会勉強をして、子供なりに育っていくっていうことなのでしょうね。

 

太郎の場合、このまま良い方向へ進んでくれるのかどうかは、まだまだ分からないですけど…。

 

でも、ここまでくると、よほどのことが無い限り、親は黙って見守るしか出来ないので、あとは子供を信じるだけです。

 

 

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